SAPIX四年生7月度復習テストの結果が一週間前に出ました。旅行に出ていたため遅くなってしまいましたが、今回もテストの振り返り(国語除く)をすると同時に、我が家の次女なっちゃんの今後の作戦について記します。
なお、7月度復習テストの第一印象については、SAPIX四年生7月度復習テストの第一印象(2023年7月)に記しております。また、我が家の長女あっちゃんと次女なっちゃんの中学受験にまつわる日々の出来事は、Twitterにて発信しております。もしよろしければご覧ください。
参考: SAPIX試験結果(マイページ)
四科目総合
7月度復習テストの四科目合計の平均点は265.3点。平均点の内訳は、算数71.2点、国語85.0点、理科50.6点、社会58.4点。
6月度マンスリー確認テストの四科目合計の平均点は271.4点。平均点の内訳は、算数74.8点、国語78.7点、理科59.3点、社会58.4点でした。
第一印象で四科目総合の予想平均点は300点程度。内訳は、算数85点、国語85点、理科60点、社会70点としていましたが、大外ししました。改めてテストを見直しましたが、これはテストが難しかったと言うよりも、復習テストゆえの問題だったように私には思えます。
その理由含め、国語を除く3教科の振り返りを下記します。なお、いい加減に予想していた国語の平均点が当たったのは偶然です。
算数は★★まで押さえれば100点は取れる
算数の平均点は、6月度マンスリー確認テストから7月度復習テストにかけて、74.8点から71.2点にやや低下しました。その主な要因は、大問1の正答率が73%から58%に低下したことにあったように思います(配点50点。平均点は36.3点から28.8点に低下)。
テストを改めて見直しても、大問1は、テキスト★★の問題までを解けるようになっていれば正解できる問題だったのでないかとの印象は変わりません。
したがって、大問1の正答率が低かった理由は、子供にとってわかりにくい単元だったということなのかもしれません。もしくは、クラス分けのない復習テストだったゆえ、いつもはテスト前に解けるように仕上げていた子が、今回はそれをしなかったということなのかもしれません。
いずれにせよ結論は変わりません。テキスト★★までの難易度の問題を押さえておけば6-7割の得点は取れるということです。
もっとも、算数の苦手な子にとってはその時間を捻出するのが難しいものだということも、長女あっちゃんの経験を経てわかります。その場合は、短期的なテスト結果に捉われず、時間をかけて基礎の充実を図るのが良いのでないかと思います。
関連記事1: SAPIX四年生から五年生にかけての勉強量増加への対処方法
関連記事2: SAPIX算数講師のおすすめする算数苦手な子向けの勉強方法
理科は復習テストゆえの問題あり、特にコメントなし
理科の平均点は、6月度マンスリー確認テストから7月度復習テストにかけて、59.3点から50.6点に大きく低下しました。正答率は、大問1の季節の図鑑の問題含め、全体的に低下していました。
第一印象に記した通り、水溶液の問題は易しくありませんでしたが、植物の問題は記憶したかどうか、つまり勉強時間を作ったかどうか次第の問題だったように思います。また、大問1の季節の図鑑の問題の正答率も70.3%から57.3%に低下していました。
これらを合わせて考えると、今回のテストは、クラス分けのない復習テストだったこともあり、テスト前に勉強をして一生懸命覚えることをしなかった子が一定数いた、ということなのでないかと思います。
よって、今回のテストから読み取れることは特にありません。あえて挙げるなら、しっかり覚えるべきを覚える時間を作りましょう、ということでないかと思います。
社会も復習テストゆえの問題あり、特にコメントなし
社会の平均点は、6月度マンスリー確認テストから7月度復習テストにかけて、58.4点の横ばいでした。第一印象に記した通り、難易度が低かったにも関わらず、平均点が横ばいだったのが意外でした。
その理由は、理科で記したものとほぼ同様なのでないかと思います。つまり、問題の難易度は下がったけれど、テスト前に覚えるべきを覚えることをしなかった子が一定数いたゆえ、平均点が上がらなかったということなのでないかと思います。
よって、理科と同様、今回のテストから読み取れることは特にありませんし、あえて挙げるなら、しっかり覚えるべきを覚える時間を作りましょう、ということでないかと思います。
なっちゃんの成績と今後の作戦
なっちゃんの7月度復習テストの成績は、四科目合計の偏差値が60強。ダメだと思っていた算数は、予想通り5割割れしましたが、意外と平均点が低かったので、偏差値50は辛うじてクリアしました。一方、理科・社会・国語は三者揃い踏みの好成績でした。
つまり、国語・理科・社会が牽引し、算数が足を引っ張るという構図は相変わらずでした。後は算数、されど算数という感じです。
以上を踏まえ、なっちゃんの今後の作戦を科目別に記します。
- 算数の凡ミス防止を意識させる: なっちゃんの算数の成績が伸び悩む原因は明らかに多発する凡ミス。凡ミスはこちらに記した通り、すぐに直るものではないのでしょうが、親としては常に指摘して、意識させる努力はしようと思います。
- 算数は★★中心に解く: こちらに記した通り、なっちゃんはテキスト★★の問題を繰り返し解くようSAPIXの先生に勧められました。従来のテキストの問題を漫然と解く方法から、★★に傾注した方法へと勉強のやり方を変えていこうと思います。
- 理科・社会・国語は今の調子: 理科・社会・国語は毎度のことながら、幸いにも高得点を取り続けられています。算数ほどではないにせよ凡ミスはしているので、その注意はするよう促しますが、それを除けば、今の調子で勉強を続けるので良いのでないかと思います。
今回の復習テストでなっちゃんは、私の第一印象に反して好成績を収めることができました。しかし、復習テストゆえのモチベーションの低さが良い方向に左右したのでないかと思います。なっちゃんには、慢心せずに夏休みも勉強に取り組んでもらいたいと思います。
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