SAPIX五年生夏期講習マンスリー確認テストの振り返りと今後の作戦(2023年8月)

SAPIX五年生夏期講習マンスリー確認テストの結果を我が家の長女あっちゃんが受け取ってきました。今回もテストの振り返り(国語除く)をすると同時に、あっちゃんの成績の概要及び今後の作戦について記します。

なお、夏期講習マンスリー確認テストの第一印象については、SAPIX五年生夏期講習マンスリー確認テストの第一印象(2023年8月)に記しております。

また、我が家の長女あっちゃんと次女なっちゃんの中学受験にまつわる日々の出来事は、Twitterにて発信しております。もしよろしければご覧ください。

参考: SAPIX試験結果(マイページ)

四科目総合

夏期講習マンスリー確認テストの四科目合計の平均点は257.6点。平均点の内訳は、算数67.1点、国語85.1点、理科52.4点、社会53.1点。

6月度マンスリー確認テストの四科目合計の平均点は286.4点。平均点の内訳は、算数85.6点、国語90.0点、理科52.7点、社会58.1点でした。

夏期講習マンスリー確認テストと6月度マンスリー確認テストの結果を比較すると、算数の難易度が大きく上がっていたと言えそうです。結果として、算数の平均点が20点弱下がるのに引きずられて、全体の平均点も30点弱下がる形となっていました。

なお、第一印象での四科目総合の予想平均点は260点程度。内訳は、算数80点、国語85点、理科50点、社会45点でした。私の予想と比べると、算数は思ったより難しく、社会は思ったより易しかったようです。

算数は今回も基礎。基礎さえ解ければ7割取れる

算数の平均点は、6月度マンスリーから夏期講習マンスリーにかけて、85.6点から67.1点に大きく低下しました。低下要因は、試験範囲が膨大だったことに加え、比・割合という抽象的な概念を扱うようになったことにあったのでないかと思われます。

第一印象にも記しましたが、テストの約9割はテキストに倣った問題で構成されおり、かつ、約7割はテキスト★相当の難易度の問題と思われました。つまり、★の問題が解けていれば100点近くの得点は取れるテストだったと思われます。

それにも関わらず、平均点が5割を割っていたということは、★を正解することが覚束なくなるほど、試験範囲が広く、また、比・割合という分野は難しかったということなのでないかと思います。逆に、★を正解できるだけで、平均を大きく上回れたということでもあります。

つまり、今回も同じことを記すことになってしまいますが、SAPIXは基礎を押さえてくださいと言い続けているのだと思います。SAPIX算数講師よると、速度・割合・比は中学受験算数の最重要分野のようです。ゆえに、基礎の積み上げを求められているのでないかと思います。

理科もまずは基礎。計算問題まで解けるようになると完璧

理科の平均点は、6月度マンスリーから夏期講習マンスリーにかけて、52.7点から52.4点と横ばいでした。

第一印象には、今回のテストも難易度低めの初出分野で差がつくのでないかと記しましたが、そんなことはありませんでした。初出分野も既出分野も難易度は同程度だったようです。改めてテスト結果を眺めて私は二つのことがわかりました。

一つは、基礎事項をしっかり押さえていれば、平均点を越えられるということ。基礎事項を全て押さえるのが大変なほど試験範囲が広かったことの裏返しでもありますが、SAPIXはやはり基礎の重要性を問い続けているのだと思います。

もう一つは、平均点を大きく上回るためには計算的問題を解けるようにならなければならないということ。計算的問題の正解率は概ね30%内外でした。つまり、これを解けるようになると、頭一つ抜けられます。理科の計算的問題はSAPIXからの挑戦状なのでないかと思います。

社会は基礎を押さえた上でアトラスを眺める時間を作ること

社会の平均点は、6月度マンスリーから夏期講習マンスリーにかけて、58.1点から53.1点と下がりました。第一印象に記した通り、少なくとも私には難しい問題ばかりだったので、平均点が下がるのは頷ける結果でした。

テストを改めて見直して思ったのは、今回のテストに限った話ではないでしょうが、各地域の山や川の位置関係を頭の中に入れておかないといけないのだなぁということでした。そのためにも、社会の勉強はアトラスを見ながら進めてくださいということなのでないかと思います。

つまりは、社会の勉強時間を一定以上作ってください、というSAPIXからのメッセージに変化はないと思います。そして、重要なのは、文字を文字として記憶するだけでなく、地図を眺めながら、空間情報と統合して記憶してください、ということなのでないかと思います。

あっちゃんの成績と今後の作戦

あっちゃんの夏期講習マンスリー確認テストの成績は、四科目合計の偏差値が50強。科目別内訳は、算数・国語は偏差値50を割ったけれど、理科は50を超え、社会は60超え。誉められた成績ではありませんが、自己評価としては好感触です。

SAPIX五年生7月度復習テストの振り返りと今後の作戦(2023年7月)に記した通り、夏休み以降、あっちゃんの勉強方針を大きく変えました。算数の勉強時間を減らし、その分を国語・理科・社会に振り向けるようにしました。

得点だけを記すとわかりにくいですが、解答用紙を見ていると、思い込みかもしれませんが、方針転換の成果がほんのりと滲み出ているような気がします。

以上を踏まえ、あっちゃんの今後の作戦を科目別に記します。

  • 算数は基礎集中作戦継続: 夏休みはテキスト★★を解くのを最初から諦めた結果、成績がむしろ上がりました。解ける問題が増えたせいか、あっちゃんは算数に前向きに取り組んでくれるようになった印象です。それが一番だと思うので、基礎集中作戦を継続しようと思います。
  • 理科は計算問題から逃げない: 夏休みは基礎に繰り返し取り組みました。ただ、計算問題となると、あっちゃんは拒絶反応を起こすので、基礎的なものでもそこからは逃げていました。逃げ切ることはできなそうなので、簡単なものについては解けるようにしたいと思います。
  • 社会は増えた勉強時間を維持: 夏休み中、社会の勉強時間は増やしました。今回のテストでは、その成果が表れたのでないかと思います。歴史分野に入ると成績がどのように変わるのかわかりませんが、とりあえずうまくいっている今のやり方を続けようと思います。
  • 国語はこなすべき家庭学習を着実にこなす: 国語については本記事で触れておりませんし、特段意識して取り組んでいることは読売KODOMO新聞を読んでもらおうとしていること以外にありません。ただ、こなすべき家庭学習は着実にこなしていってほしいと思っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT US
スプリコット
大好きな2人の娘“あっちゃん”と“なっちゃん”と中学受験に挑もうとしている東大卒パパです。娘たちは二人とも、小学校四年生からSAPIXに通い始めることになりました。SAPIXに入塾してからは、親子共々、毎日苦労の連続です。この苦労は、ひょっとしたら同じような境遇の方々の役に立つのでないかと信じて、日々の出来事を書いていこうと思います。