SAPIX五年生7月度復習テストの結果が出ました。いつも通り、テストの振り返り(国語除く)をすると同時に我が家の長女あっちゃんの今後の作戦について記します。
SAPIX算数講師のおすすめする算数苦手な子向けの勉強方法にて記した通り、算数の勉強方法については、大きな変更を行うことにしました。後から振り返ったときに、ここで下した決断が、成功につながったと言える日が来ることを信じています。
なお、7月度復習テストの第一印象については、SAPIX五年生7月度復習テストの第一印象(2023年7月)に記しております。また、我が家の長女あっちゃんと次女なっちゃんの中学受験にまつわる日々の出来事は、Twitterにて発信しております。もしよろしければご覧ください。
参考: SAPIX試験結果(マイページ)
四科目総合
7月度復習テストの四科目合計の平均点は284.4点。平均点の内訳は、算数80.7点、国語88.0点、理科57.2点、社会58.5点。
6月度マンスリー確認テストの四科目合計の平均点は286.4点。平均点の内訳は、算数85.6点、国語90.0点、理科52.7点、社会58.1点でした。
7月度復習テストと6月度マンスリー確認テストの結果を比較すると、7月度復習テストは算数の難易度がやや上がり、理科の難易度がやや下がっていたと言えそうです。多少のズレはあるものの、第一印象通りの方向感で平均点は動いており、予想に沿った結果でした。
なお、第一印象で四科目総合の予想平均点は280点程度。内訳は、算数75点、国語90点、理科60点、社会60点としていました。いい加減に予想していた国語含め、予想を始めてから初めて概ね予想通りの結果になりました。
算数は基礎を固めれば得点を伸ばせる
算数の平均点は、6月度マンスリー確認テストから7月度復習テストにかけて、85.6点から80.7点にやや低下しました。低下要因は、難しめの問題の比率が、6月度マンスリーよりも7月度復習テストの方が単純にやや高かったためと思われました。
個別の問題を見ると、テキストに倣った問題でテストの約7割は構成されていました。これらを着実に得点できるようになることをSAPIXは求めているのだと思います。つまり、毎度同じことを記していますが、SAPIXは基礎を押さえてくださいと言い続けているのだと思います。
実際、テキストに倣った問題が出題されていた大問4までは、多くの問題の正答率は60-70%台でした。ここを着実に押さえることが高得点を取るためには必須だと思います。
理科も基礎が大事。記憶すべきはしっかり記憶する。
理科の平均点は、6月度マンスリー確認テストから7月度復習テストにかけて、52.7点から57.2点に上昇しました。上昇要因は、6月度マンスリーは物理中心で難しかったのに対し、7月度復習テストは記憶していれば解ける生物の問題が一定比率を占めていたことにあったと思われます。
ただ、生物分野の正答率は、私が思っていたよりも低かったです。クラス分けがないのでしっかり記憶しなかった子が多かったのでないかと思います。
SAPIXとしては、記憶すべき基礎的事項はしっかり記憶する時間をしっかり作ってください、と言っているのでないかと私は思いまた。
社会には一定の勉強時間を振り向ける必要あり
社会の平均点は、6月度マンスリー確認テストから7月度復習テストにかけて、58.1点から58.5点とほぼ横ばいでした。平均点はもう少し上がるのでないかと私は予想していましたが、中国・四国・九州地方の問題の正答率が意外と低かったです。
毎度同じようなことを記していますが、社会は知識の詰め込み量が勝負になると考えています。そして、知識の詰め込み量は勉強時間にある程度比例するものだと思います。したがって、社会の成績を高めるためには、社会に一定の勉強時間を振り向ける必要があると考えています。
あっちゃんの成績と今後の作戦
あっちゃんの7月度復習テストの成績は、四科目合計の偏差値が50弱。算数はダメだと覚悟はしていましたが、偏差値がついに40割れ。理科と社会でリードは作ったものの、算数でその貯金を吐き出してさらにマイナスを掘るという有り様でした。
一方、まだ誉められるような成績には至っていませんが、国語の偏差値が着実に上昇してきています。原因は不明ですが、四年生の頃はダメダメな状態でしたが、人並みの成績を取れるようになってきました。上昇軌道に乗っているように思うので、この芽は大切に育てていきたいです。
以上を踏まえ、あっちゃんの今後の作戦は、従来のものから大きく方向転換することにしました。
- 目指す姿: 国語・理科・社会の3教科で得点を伸ばし、算数で差をつけられないような成績を取れるようにする。
- 算数は基礎を押さえることに集中する: あっちゃんの最大の課題は算数で、それは変わりありません。ただ、SAPIX算数講師のおすすめする算数苦手な子向けの勉強方法に沿って、難しいことは止め、基礎トレ・テキスト★・ベイシックで基礎を押さえることに集中します。
- 算数の勉強時間を減らして他の科目に勉強時間を回す: 算数の基礎だけに集中すると、最大の勉強時間を費やしてきた算数の勉強時間を減らすことができるはずです。その減った分の時間を、伸ばしたい国語・理科・社会に振り向けます。
算数に最大の勉強時間を費やしてきた子の中で、あっちゃんの算数の成績は、これ以上落ちることが難しいところまで落ちてきてしまったのでないかと思います。
算数がこれ以上落ちない中、他の教科が伸びるようになれば、成績は自然と上がっていくのでないか?! 落ちるところまで落ちてしまったせいか、SAPIX算数講師と相談して吹っ切れたせいか、あっちゃんはともかく、私は前向きな気持ちになることができてしまいました。
新たな作戦がうまくいくかのかどうか、五年生の夏休み、親子共々がんばっていきたいと思います。
コメントを残す