SAPIX四年生6月度マンスリー確認テストの振り返りと今後の作戦(2023年6月)

我が家の次女なっちゃんが受験した、SAPIX四年生の6月度マンスリー確認テストの結果が出ました。こちらの記事では、改めてテストの振り返りをする(国語除く)と同時に、テストを通じたSAPIXからのメッセージについて考察します。

また、なっちゃんの成績の概要と今後の作戦についても紹介します。

なお、テストの第一印象はSAPIX四年生6月度マンスリー確認テストの第一印象(2023年6月)に記しておりますので、もしよろしければご覧ください。

四科目総合

6月度マンスリー確認テストの四科目合計の平均点は271.4点。平均点の内訳は、算数74.8点、国語78.7点、理科59.3点、社会58.4点。

5月度マンスリー確認テストの四科目合計の平均点は278.8点。平均点の内訳は、算数77.7点、国語78.1点、理科59.7点、社会63.2点でした。

5月度マンスリーテストは社会の難易度が上がった結果、平均点が少し下がったということだと思います。社会の平均点が下がったのは第一印象通りでしたが、理科が下がっていなかったのは意外で、それが私の予想平均点260点程度との主な乖離でした。

算数は解き方の丸覚えでは正解しにくい

算数の平均点は、4月度マンスリー確認テストから6月度マンスリー確認テストにかけて、77.7点から74.8点に低下していました。改めて見ると、大問1の易しめの問題が減り、各単元の標準的な問題の構成比が増えておりました。この構成の変化が、平均点の低下につながった印象です。

個別の問題を見ていくと、決して難しいわけではないのですが、一捻り加えた問題が多かったように思います。結果として、問題の解き方を丸覚えしただけではダメで、解き方の理屈まで理解しないと正解に辿り着けない問題を多く出題している印象でした。

ここから読み取れるSAPIXからのメッセージは、解き方の丸覚えをするのではなく、問題を考えて解く癖を身につけてください、ということなのでないかと思います。

理科は基礎が大事

理科の平均点は、4月度マンスリー確認テストから6月度マンスリー確認テストにかけて、59.3点から59.7点に上昇していました。問題の正答率は、水溶液>光合成>発芽の順で、水溶液と発芽の難易度が高いという私の第一印象とは異なる結果でした。

平均点が上がった原因は、6月度マンスリーが易しくなったと言うより、4月度マンスリーの天体の問題が難しかったことにあった印象でした。ありがたいことに、我が家の子は天体好きなので、このあたりの感覚が私は鈍かったようです。

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いずれにせよ、私の印象では、季節の図鑑と基礎を押さえていれば、75点は取れるテストだったように思います。つまり、SAPIXの発しているメッセージは、基礎をしっかり押さえてください、ということだと思います。

社会は勉強時間を作ること

社会の平均点は、4月度マンスリー確認テストから6月度マンスリー確認テストにかけて、63.2点から58.4点に低下していました。第一印象通り、地理分野からの出題が本格化した結果、平均点が下がったように思われました。

社会の特徴は、みんな正解する正答率の高い問題が少なかったことでした。SAPIXで学ぶ地理は、知識の詰め込みで、覚えたところが出題されれば正解できる、というテストなので、このような結果になっているものと思われます。

知識の詰め込み量は、テキストを眺めたり、問題を解いたりする時間にある程度比例するものだと思います。つまり、SAPIXからのメッセージは、社会にも一定の勉強時間を振り向けてください、ということだと思いました。

なっちゃんの成績と今後の作戦

なっちゃんの6月度マンスリー確認テストの成績は、四科目合計の偏差値が60弱。理科が得意で、国語・社会も上々、算数は平均並み、という状況でした。これは4月度マンスリーのときから相変わらず。

以上を踏まえ、なっちゃんの今後の作戦を科目別に記します。

  • 算数は丁寧に解く意識を持ってもらう: 6月度マンスリーは、解けなかったと言うより、計算ミスのオンパレードで得点が伸びませんでした。簡単に直せるものではないのですが、丁寧に解く意識づけを3年かけてやっていきたいと思います。
  • 理科は今の調子: 6月度マンスリーは4月度マンスリーより得点を落としましたが、学習分野が最も得意な天体分野がなくなったために点を落としただけという印象で、特に問題を感じませんでした。今の調子で勉強を続けてもらいたいと思います。
  • 社会もとりあえず今の調子: 社会も6月度マンスリーは4月度マンスリーより得点を落としましたが、勘違いによる凡ミスが複数ありました。これも計算ミスのようなもので、直そうと思って直せるものではないので、とりあえず今の調子で勉強を続けてもらいたいと思います。
  • 国語も今の調子: 本記事では全く触れておりませんが、なっちゃんはいつも国語の成績は上々。あっちゃんのために購読している読売KODOMO新聞を一緒に読んでもらおうと思います。

なお、我が家では、進学校への合格実績の優秀なSAPIXのやり方に合わせることが、中学受験合格への近道だと信じております。したがって、基本的にはSAPIXのやり方に従いつつ、なっちゃん個別の問題については、親が適宜対処していく、という考え方で勉強を進めております。

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スプリコット
大好きな2人の娘“あっちゃん”と“なっちゃん”と中学受験に挑もうとしている東大卒パパです。娘たちは二人とも、小学校四年生からSAPIXに通い始めることになりました。SAPIXに入塾してからは、親子共々、毎日苦労の連続です。この苦労は、ひょっとしたら同じような境遇の方々の役に立つのでないかと信じて、日々の出来事を書いていこうと思います。