SAPIX五年生6月度マンスリー確認テストの振り返りと今後の作戦(2023年6月)

我が家の長女あっちゃんが受験した、SAPIX五年生の6月度マンスリー確認テストの結果が出ました。こちらの記事では、改めてテストの振り返りをする(国語除く)と同時に、テストを通じたSAPIXからのメッセージについて考察します。

また、あっちゃんの成績の概要と、SAPIXからのメッセージを踏まえた今後の作戦についても紹介します。

なお、テストの第一印象はSAPIX五年生6月度マンスリー確認テストの第一印象(2023年6月)に記しておりますので、もしよろしければご覧ください。

四科目総合

6月度マンスリー確認テストの四科目合計の平均点は286.4点。平均点の内訳は、算数85.6点、国語90.0点、理科52.7点、社会58.1点。

4月度マンスリー確認テストの四科目合計の平均点は283.6点。平均点の内訳は、算数82.6点、国語82.6点、理科58.6点、社会59.6点でした。

国語の問題不備で国語と四科目合計の平均点が5点底上げされていることを考慮すると、第一印象通り、6月度マンスリーテストは理科の難易度がやや高かったということだと思います。

第一印象に平均点を250点と予想していましたが、こちらは大外れ。4月度マンスリー確認テストより平均点が10点くらい下がりそうに思っていたのですが、4月の平均点を260点と勘違いしていました。今後、数字を扱うときは、数字を確認した上で記すよういたします。

算数はやはり易しくなっている

4月度マンスリーに続き、6月度マンスリーも、8割以上の問題はテキストで解いた問題の、数字を変えただけのような問題でした。

四年生までのマンスリーでは、テキストの問題に一捻り加えたような問題が出題されていました。あっちゃんはその捻りの前に毎度泣かされていたのですが、五年生になってからの二回のマンスリーは、素直な問題ばかり。しかし、平均点は四年生のときと大して変わらない。

正直、何が起きているのか解せません。ただ、事実としてあるのは、素直で基礎的な問題が解けるようになれば、得点を伸ばせるようになったということ。つまり、テストを通じたSAPIXからのメッセージは、基礎を着実に押さえていください、ということだと思いました。

算数の問題の難易度が下がっているのに平均点が大して変わらない、という現象が起こる理由をわからないなりに考えてみました。

可能性として考えられたのは、器用な子にとっては、四年生までの学習内容は難しくなかったけれど、五年生からの学習内容は難しくなった、ということでした。

あっちゃんは四年生のときですら、SAPIXについていくのに四苦八苦。五年生になってからも相変わらず四苦八苦なので、難易度が上がったようには感じられませんでした。しかし、器用な子にとっては、学習内容がいよいよ難しくなってきた、ということなのかもしれません。

理科は難易度通りの結果

理科は、新分野だった光と物体の運動の難易度は低め、既出分野だった電気回路の難易度は高め、月の難易度は明らか高い、という問題構成だった印象でした。正答率は、難易度の印象に沿ったもので、物体の運動>光>電気回路>月の順に高かったです。

ここからわかるのは、新分野は基礎的な問題が多く出題されるため得点しやすい一方、既出分野は難しめの問題が多く出題されるため得点しにくいということ。つまり、SAPIXの発しているメッセージは、理科についても基礎をしっかり押さえてください、ということだと思いました。

社会の成績は勉強時間に連動していそうな印象

社会の特徴は、平均点は高い一方、みんな正解する正答率の高い問題も少なかったことでした。SAPIXで学ぶ小学校五年生の地理は、知識の詰め込みで、覚えたところが出題されれば正解できる、というテストなので、このような結果になっているものと思われます。

知識の詰め込み量は、テキストを眺めたり、問題を解いたりする時間にある程度比例するものだと思います。つまり、SAPIXからのメッセージは、社会にも一定の勉強時間を振り向けてください、ということだと思いました。

あっちゃんの成績と今後の作戦

あっちゃんの6月度マンスリーテストの成績は、四科目合計の偏差値が50弱。

今までのテストでは、150点満点の算数・国語よりも100点満点の社会の得点の方が常に高かったのですが、今回初めて算数・国語が社会を逆転。一方、今まで得点源としていた理科は、新分野の物体の運動と光がズタボロで、壊滅状態。

以上と、上述のSAPIXからのメッセージを踏まえ、あっちゃんの今後の作戦を科目別に記します。

  • 算数は引き続き基礎固め: 4月度マンスリー以降、難しい問題を解くのをやめ、基礎固めに時間を割くようにしてきました。この勉強方法の変更が、6月度マンスリーの成績改善に繋がったと思います。この基礎固め中心の勉強の仕方を今後も続けていこうと思います。
  • 理科も難しい問題を解くのをやめて基礎固め: 6月度マンスリーは、新分野の基礎を押さておけば、得点を伸ばせるテストでした。理科も基礎固めが成績改善につながりそうなので、理科でも算数と同じく、難しい問題を解くのはやめようと思います。
  • 社会は勉強時間を増やす: 五年生になってから、算数・理科の勉強時間が伸び、得意の社会に割ける時間が減っていました。おそらく、それが原因で成績が落ちました。理科の難易度を落とすことにより、空く時間が出てくると思うので、その時間は社会に回そうと思います。
  • 国語は説明文に触れるようにする: 本記事では全く触れておりませんが、あっちゃんが国語で苦手なのは明らかに説明文。読売KODOMO新聞であれば喜んで読んでくれるので、こちらを読んでもらい、説明文に触れる時間を伸ばしてもらおうと思います。

なお、我が家では、進学校への合格実績の優秀なSAPIXのやり方に合わせることが、中学受験合格への近道だと信じております。したがって、基本的にはSAPIXのやり方に従いつつ、あっちゃん個別の問題については、親が適宜対処していく、という考え方で勉強を進めております。

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ABOUT US
スプリコット
大好きな2人の娘“あっちゃん”と“なっちゃん”と中学受験に挑もうとしている東大卒パパです。娘たちは二人とも、小学校四年生からSAPIXに通い始めることになりました。SAPIXに入塾してからは、親子共々、毎日苦労の連続です。この苦労は、ひょっとしたら同じような境遇の方々の役に立つのでないかと信じて、日々の出来事を書いていこうと思います。